生細胞数・細胞毒性測定(スフェロイド培養)

概要

スフェロイド培養した細胞は、培養日数の経過とともに、凝集が強くなり細胞溶解が困難になります。また、スフェロイド内は酸欠による壊死が始まり、日数と生細胞数の相関がとりにくくなります。
スフェロイド培養で生細胞数 (抗ガン性や毒性) を測定する場合、培養器と播種数、培養日数などの条件設定は極めて重要です。また測定試薬も重要で、溶解力と発光安定性が両立された試薬でないと正確な生細胞数を測定できません。(スフェロイド用測定試薬でも溶解残しがあります)
高感度なルミノメーターと溶解力の高いスフェロイド用の発光測定試薬をご選択ください。

一般的な手順 (ATPアッセイ)

  1. ATP抽出/発光試薬を添加
  2. ルミノメーターで発光量を測定

推奨製品

試薬:スフェロイド細胞用ATP発光測定試薬 (各社製品)
装置:ルミネッセンスマイクロプレートリーダー (Berthold Technologies製)

この実験系には下記の装置が最適です!