分泌シグナルやタンパク質の輸送解析
概要
ルシフェラーゼ発光反応は最も高感度で、レポーターアッセイだけでなく検出Tagとしても活用されています。
ルシフェラーゼは発光酵素の総称で、様々なオリジンのルシフェラーゼがありますがタンパク質輸送用としては、①できるだけ小さいサイズ、②薬剤の干渉を受けない、の2点がポイントとなります。
海産性生物が体外放出するルシフェラーゼは比較的小さいサイズが多く利用可能です。また、創薬での実績が豊富で薬剤干渉に対して安心して使用できる、北米産ホタルルシフェラーゼはサイズが大きく細胞膜を透過しない事が問題でしたが、2つに分け、一方を小さい断片にして目的物質と融合発現させ、測定時に残りの断片と会合させることで輸送タンパク質の検出Tagに活用が可能となりました。
基本的な手順
各社試薬キットのプロトコールに従う
推奨製品
試薬:細胞膜透過の特性を持つルシフェラーゼ発光試薬 (各社キット)
装置:ルミネッセンスマイクロプレートリーダーやマルチモードマイクロプレートリーダー (Berthold Technologies製)
この実験系には下記の装置が最適です!