可搬式αβ可動フィルターモニター

LB9140

エアロゾルモニターLB9140は自然放射線 (ラドン) と変動するγ線バックグラウンドの影響下で空中のα粒子/β粒子を測定するために使用します。
ディスプレイには表示機能とアラーム状態を継続的に監視するセルフモニタリング機能が搭載されています。このシステムは静かで振動がなくメンテナンスフリーで耐用年数が長いという利点があります。

〈主要構成〉
フィルターテープユニット LB 9128μ: Si-CAM検出器を使用して放射性α/β粒子の迅速測定を可能にします。
アルファベータ検出器: 配置したエリアで直接測定し、リアルタイムモニタリングシステムを実現します。
カセット: 保護等級IP68のアルミニウム製で集塵ユニット、フィルター供給、巻き取りスプールで構成され、プレキシガラス製のフロントドアによりフィルター供給を目視で確認可能です。


フィルター送りはステッピングモーターユニットで駆動し、ユーザーが選択した速度 (5/10/12.5/15 mm/h) で連続的に送り出すことが可能です。またユーザーが選択した時間の間隔でフィルターを段階的に進めることも可能です。

LB9140 特長

概要

  • ABPD & AED補正法によりラドン生成物の補正が可能な人工α/β放射線の直接測定
  • 設置面積が小さい可搬式モニター
  • α/βを個別に同時測定が可能なSi-CAM検出器ユニット (600 mm²)

特長

  • 連続フィルター操作のスピードは5~15mm/hで4段階可変 (用紙終了前に警告)
  • ステップフィルター操作可能 (オプション)
  • 障害モニタリング付き低騒音、低メンテナンスのポンプユニット (流量計はオプション)

セルフチェック&アラーム

  • ポンプ機能のモニタリング
  • フィルターテープのモニタリング
  • 検出器の障害しきい値α及びβ (インストールされている場合はγ)
  • プレアラームしきい値α及びβ
  • アラームしきい値αまたはβ
  • ランプテスト

LB9140 主な仕様

フィルターカセット
サイズ (W x D x H)300 x 300 x 530 (mm)
集塵面積25 x 25 mm²
素材側面&背面プレート:アルミニウム、前面:プレキシガラスカバー
フィルター
タイプガラス繊維フィルター (DIN Whatman N° 10準拠)、ロール12m x 50mm、コア直径25mm
Autonomyスピード 5 mm/h で3ヶ月
ポンプユニット
ポンプ低メンテナンス (> 10.000 h)
静音動作 (< 60 dB(A) at 1 m)
ポンプヘッド 最大 -440 mbar
標準動作 -160 mbar
流量標準 3.3 m³/h (NTP)
α‐β検出器
タイプSi-CAM 600 mm² light tight
エネルギー範囲
(プリアンプしきい値設定)
Beta: 100 keV – 2.5 MeV
Alpha: 2.5 MeV – 10 MeV
Alpha Nat.: 7 MeV – 10 MeV
システムのバックグラウンドAlpha < 0.002 cps
Beta < 0.2 cps
環境ガンマ線感度βチャンネル
< 0.4 cps per µSv/h Cs-137 radiation (front)
< 0.2 cps per µSv/h (back)
ガード検出器
タイプSi-CAM 600 mm² light tight (オプション)
システムのバックグラウンドBeta window < 0.2 cps
環境ガンマ線感度βチャンネル
< 0.6 cps per µSv/h Cs-137 radiation (front)
電子機器
タイプデータロガー LB5340