Knowledge Base #06

経験則として、白いマイクロプレートは発光に使用され、黒いマイクロプレートは蛍光に使用されることはご存じだと思いますが、それ以外にもたくさんの種類のプレートとアッセイがあります。アプリケーションに最適なマイクロプレートの選択方法について解説いたします。

ホワイトプレート
ホワイトマイクロプレートと白いウェルのあるブラックプレートは、その材料と表面が発光シグナルを最大化するため、すべての発光およびBRETアプリケーションに最適です。実際、白いウェルを備えた黒いプレートは、白いウェルがシグナルを最大化しながら、黒いフレームがクロストークを低減するため、発光測定の優れたパフォーマンスを保証します。

ブラックプレート
ブラックマイクロプレートは、その材料が光散乱と励起光の反射を最小限に抑えるため、すべての蛍光アプリケーションに推奨されます。

滅菌済み、ボトムクリアプレート
組織培養用に滅菌処理されたマイクロプレートは個別にパックされており、すべての細胞ベースのアッセイに最適なプレートです。ホワイトまたはブラックのプレートがあり、それぞれにボトムクリアのバージョンがあります。透明になっているプレートの底面は、細胞の顕微鏡検査やボトムリーディング測定に使用されます。
ボトムクリアプレートを使用する場合、クロストークが問題になる可能性があるため、マイクロプレート用フォイルを使用してクロストークを減らすことができます。

クリアプレート
全体が透明のプレートは発光・蛍光測定には不向きです。特に発光測定では他のウェルの光がウェルの壁を透過してしまうため、測定データに大きな影響を与えてしまいます。吸光度の測定に最適なプレートです。

◎・・・最適
〇・・・適している
△・・・測定は可能

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